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周りのタイ人が常に携帯しているIDカード。でもタイ語で何が書いてあるのか分からない。そんな素朴な疑問を持ったことのある人いませんか?今回は「バート・プラチャーチョン(国民身分証明書)」と呼ばれるタイのIDカードについて検証してみたいと思います。
ムムッ!?
 バート・プラチャーチョン 国民身分証明書
銀行口座を開設するとき、車やバイク、携帯電話を買うとき、アパートの賃貸契約を結ぶとき、レンタルビデオの会員になるとき、航空機(国内線)に乗るとき、ホテルに宿泊するとき、警察に捕まったとき、などなど日常の中で使用頻度の多いタイ人にとってのIDカード。満15歳になるとタイ国民には、このカードが発行され、常時携帯していなければならないということになっています。(5年毎に更新)

うむ、でもこれってとっても便利ですよねぇ。日本人だったらいわゆる学生証だとか、運転免許証にあたるわけですが、それでもそれらは皆が皆持っているというわけではないですし、何しろ15歳以上の国民皆が持っているということがすごい(しかも一生)。だって、生活していく上で起こりうるだいたいの手続きがこのカード一枚で済んじゃうわけですから。

でも、それは裏を返せば危ういところもあり、犯罪事件とかに繋がっている部分もあると思いますが。まあ、これがデータ統一、更にその全てがオンラインで結ばれてあらゆる場所で確認(管理)できるようになれば本当にすごいことになりますが、その辺はアバウトな国民性もあるし、ITだとかネット産業だとかいった言葉もそこまで聞かないし、そもそもPC自体が一般の家庭にまだそんなに浸透しているわけでもないので簡単には無理か・・・。

というわけで、前置きが長くなりましたが、この「バート・プラチャーチョン」の中身をさっそく覗いてみましょう。
 性別は?結婚してる?
突っ込みタイところはたくさんありますが、先ず、【A】の顔写真と身長。背景にセンチ表示があり、おおよその身長が分かるようになっています。ひねくれた視線で見ると、ハリウッド映画とかに出てくる犯罪者の写真のような気がしないでもない・・・苦笑)。

興味深いのが【F】の名前、男性は英語のMr.を意味する
(ナーイ)という記載しかされませんが、女性の場合は、Missを意味する(ナーンサウ)とMis.(ナーン)の2パターン。未婚者既婚者の区別をしているわけです。また、タイにはオカマが多いし、世界的に見ても一般社会に認知されている部分ってありますよね。でも、もちろん彼女ら(彼ら?)は、いくら手術後であろうと性別としては男性で表記されるとのことです(当然か)。
 生年月日は?
次に、【H】の生年月日。これは仏暦で表記されています。パタヤでは未成年をこそっとナイトバーで働かせている店などをよく見かけますが、身の周りのタイ人で「こいつ歳ごまかしてないよな?」なんて疑問を抱いたらIDカードを見れば、「仏暦(記載されている年号)=西暦+543」となるのでチェックしてみましょう。
 信仰宗教は?
【J】の信仰している宗教っていうのも面白い。いや、あなた宗教なんて個人の自由でしょ、そんなプライベートなところまで載せなくたってと(多少)感じますが。ちなみにこの欄には、
「仏教(ブット)」、「キリスト教(クリス)」、「イスラム(イサラム)」、「ヒンドゥー(ヒンドゥー)」
の4通りで記載されます。
 純粋なタイ人?
もっとも興味深いのが、【B】~【E】の13桁の国民登録番号。まず【B】は「1~8」までの番号で区分けされるわけですが、意味は以下の通り。

【1】⇒タイ国籍を持つ者で、1984年1月以降にタイで出生し、出生届けをスグに提出した者。
【2】タイ国籍を持つ者で、1984年1月以降にタイで出生し、出生届けをカナリ後に提出した者。
【3】タイ国籍を持つタイ人または外国人で、ID所有者であり、1984年1月1日から5月31日の間に住居登録書に名前が登録された者。
【4】⇒タイに移住してきたタイまたは外国人で、1984年1月1日から5月31日の間に移住登録書を取得した者であり、IDを所持しているが、IDの登録番号が全て揃っていない者。
【5】⇒タイ国籍であるが、IDを長年申請しなく、所持していなかった者。登録手違いで登録されていなかった者。
【6】⇒タイに法の下で入国した者、または非難してきた者で、一定期間タイに滞在している者。
【7】タイに法の下で入国した者、または非難してきた者で、一定期間タイに滞在している者の子供。
【8】⇒外国人でタイに移住をしてきた者で、ID所有者であり、タイ国籍を取得している者。または申請中の者。

【C】は、左の2桁が出生地の県のコード、右の2桁が出生地の市のコード。【D】は登録時の振り分け番号。


【E】は、【B】~【E】までの12桁の個人情報を確認~区分けしたもの。

いや~、あんなに単純に見えるIDカードにまさかこれほどまでの個人情報が掲載されていたとは驚きとともに、ある意味感心です。皆さんも近くに正体不明の怪しいタイ人がいたら、IDカードを見せてもらってチェックしてみましょう!(いや、そういうヤツは絶対見せてくれないか)。
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