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市場周辺などを中心に、街なかで見かける宝くじ売り。木箱に券を並べて売り歩いたりもしています。ロッタリーと呼ばれるこのタイの公営宝くじについて紹介してみたいと思います。
イイカモ!?
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抽選会は月に2回。基本的には1日と16日ですが、5月は2日と16日(1日はメーデーのため)。12月は1日、16日と30日の3回となっています(1月1日の分が12月30日に。ということで1月は16日の1回のみ)。
タイの公営宝くじには2種類あって、まずは「サラーク・キン・ベェング」と呼ばれるもの(※写真1)。これは2枚1組になっていて正規料金は80バーツ。しかし政府宝くじ事務局(GLO)から特定の卸売業者を経て、末端の販売員まで流れていくとこれが1枚(1組)85バーツや90バーツになる場合もあります。もちろん2枚1組ですので当たれば賞金は2倍になります。1枚で売っている場合もありますが、最近ではあまり見かけなくなりました。 |
| ↑(写真1)サラーク・キン・ベェング |
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| ↑(写真2)サラーク・ベェップ・3トゥア・レェ・2トゥア |
もう1種類は「サラーク・ベェップ・3トゥア・レェ・2トゥア」(写真2)。一般的には「ボンディン」と呼ばれています。これは政府がマフィアの資金源となっていた私営宝くじ「タイディン」(*1)に対抗して売り出したもので、やっと最近民衆に広まってきた感があります。タイディン(地下)に対してボンディン(地上)ということです。これには20バーツ、50バーツ、100バーツの3種があります。よく路上では売り手側が勝手に数字を記入して並べて売ったりしていますが、もちろん自分の買いたい数字を伝えて買うことができます(買い方は各4種。後述)。
抽選会の模様はI-TVで午後3時くらいから生中継されています(*2)。そしてその結果は翌日の新聞に載るのですが、その日の夕刻(5時頃)にはもう抽選結果用紙が出回ります。主要の宝くじ売り場などで1枚2バーツか3バーツで売られますが(写真3)子供たちがその早刷り用紙を手に街中を売り歩いたりもします。この場合は1枚5バーツと割高です(*3)。タイの宝くじは6桁の数字です。自分で好きな数字を選んで買うことが出来ます。下2桁、3桁の好きな数字を狙って買うのが一般的です。 |
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| ↑(写真3)抽選結果用紙 |
抽選結果用紙(写真3)で当選配当金を詳しく見ていきましょう(写真1のサラーク・キン・ベェングの場合の配当金です)。
【A】抽選日の日付けですね。仏歴ですから西暦+543年です。
【B】1等当選番号です。配当金額は1枚につき200万バーツです。
【C】いちばん庶民的でわかりやすい狙い目がこれです。この数字と宝くじの下2桁が一致すれば千バーツです。基本的には2枚綴りなので2千バーツということですね。
【D】1等の前後賞というやつです。5万バーツです。
【E】抽選会では下2桁同様に盛り上がるところです。下3桁の当選数字が4つ。各2千バーツの配当金(2枚綴りで4千バーツ)です。
【F】2等当選番号です。5つ選ばれます。各10万バーツです。
【G】3等当選番号は10あります。各4万バーツです。
【H】4等当選番号は50あって各2万バーツです。
【I】5等当選番号は100あって各1万バーツです。
【J】これは1等当選番号に付属する特別番号で、各宝くじの組番号です。これも一致すると前回からの持ち越しなども含みとんでもない金額になっていきます。 |
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さてさて、少しややこしいのが(写真2)のサラーク・ベェップ~の方です。先に書いたように金額的には3種。20バーツ、50バーツ、100バーツです。数字を記入する場所が4箇所ありますね。上から3桁、3桁、2桁、2桁です。上から見ていきましょう。
←(写真2)サラーク・ベェップ・3トゥア・レェ・2トゥア
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【K】3トゥア・トロング。1等当選番号(B)の下3桁を当てます。日本的にいうと「ストレート」というやつですね。たとえばこの当選番号でいえば「565」が当たりとなります。これは配当金が500倍。つまり20バーツ買っていれば1万バーツ、50バーツなら2万5千バーツ、100バーツなら5万バーツということです。
【L】3トゥア・トォト。1等当選番号の下3桁の数字なら順番通りに並んでいなくてもOKという、いわゆる「ボックス」というやつです。今回の当選番号「565」でいえば「556」や「655」が当たりになります。配当金は100倍。20バーツで2千バーツ、50バーツで5千バーツ、100バーツで1万バーツです。
【M】2トゥア・ボン。1等当選番号(B)の下2桁のストレートです。配当は65倍。20バーツで1300バーツ、50バーツで3250バーツ、100バーツで6500バーツです。
【N】2トゥア・ラーング。これは1等当選番号の横に書かれてある当選配当額千バーツが当たる2桁の数字(C)と一致すれば当たりです。これの配当も65倍。20バーツで1300バーツ、50バーツで3250バーツ、100バーツで6500バーツです。この用紙は複数の記入は出来ません。1枚につき1箇所となります。尚、この用紙の裏に書かれてある数字(6桁と2桁)が見事に1等当選番号(B)&2桁当選番号(C)と一致したら前回からの持ち越しなども含み20バーツで約1400万バーツ、50バーツで約3500万バーツ、100バーツで約7千万バーツとなります。
ペラペラの安っぽい雑誌や新聞などによく数字の書かれた魔法陣のような図形を見かけると思いますが、それなどはこの宝くじの予想です。タイのカレンダーなどにさり気なく書かれた3桁の数字というのもこの類いです。お寺などでも「当選数字の浮かぶ樹木がある」などというような場所が多々あり信者を集めているし、バンコクのエラワン祠に参拝をするとよく当たるなどともいわれています。
フツウは誕生日や年齢などで買っている人が多いのですが、ぼくはパタヤでソンテウ(乗り合いピックアップトラック)に乗ってもその営業ナンバー(大きく3桁で書かれてある)が気になってしまったり、飲み屋の伝票のナンバー下3桁や、ソイ(路地)のナンバー、ふと目にしたバイクのナンバー、などなど抽選日が近づくと「数字」というものが気になってしょうがなくなります。こうなるともう立派な「後天性ロッタリー症候群」です。どちらにせよ、一度選んで買った数字は外れても毎回買った方がいいようです。うっかり買わなかったときにかぎってしっかりとその数字が当選しますからね(笑)。そういうものです。
さて、当選した場合の払い戻し方法についてですが、サラーク・ベップ~の方は基本的には買った店でしてくれます(購入した券の右側にその店の場所や電話番号が記入されています)。サラーク・キン・ベェングはバンコクに宝くじ局という場所があり(カオサン通りのすぐ近くです)そこで正規の手続きをして配当金をいただくのが正式なのですが、小さな額(5千バーツくらいまで)でしたらちょっと立派な宝くじ店(本屋も兼ねているような店)で両替してくれます。
その場合は1枚につき20バーツほどを手数料として取られます。宝くじ局の前にもそういった手数料をとって両替をしてくれる人がうろうろしています。宝くじ局内で払い戻しを行う場合、書類などの記入事項も多く待たされもして面倒なので、こういった人を利用する方が賢明かも知れません。高額配当金に関してはもちろん宝くじ局へ足を運ぶのがいちばんですが、闇両替店でやってくれる場合もあります。パタヤの闇両替店はご存知ですよね? え? 知らない? う~ん、こういう公の場では紹介できないからなあ(苦笑)。尚、当選宝くじ券の有効期間は2年間となっています。
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文提供/金子元威氏 |
(注釈解説)
*1) タイディン 最近はすっかり見かけなくなりましたが以前はかなり巷に出回っていました。1枚50バーツほどで3桁数字を選ぶというのが一般的でした。公営宝くじの1等当選番号の下3桁ストレートやボックス、2桁当選番号、3桁当選番号などが当選対象で配当金は500バーツから千バーツ、その他に純金3バーツ(約45グラム)などという、いかにも華僑系マフィアらしいものまでありました。
*2) 抽選会 2等以下の抽選が先に行われます。6人のお姉さんがカラカラとアットランダムに数字の書かれた抽選枠を回していって決めます。いつもはスーツ姿ですがタイ正月(ソンクラーン)後の4月16日やロイカトーン付近の抽選会では民族衣装に身を包んでいるときもあります。そして午後3時半くらいからの3桁当選番号(4つ)、2桁当選番号、1等当選番号の抽選会になると会場に来ている一般人のなかから6人が選ばれて、その人たちに数字の書かれた球を福引のように選ばせての抽選会となります。実際に自分で数字を選んで買って、それを握りしめながらこれを見ていると大興奮ものです。ハマります。20バーツ(約60円)でこれだけの興奮を味わえるなんて滅多にありません。TVのあるバービアや食堂などでタイ人と一緒に見ていても盛り上がりますが、その場合、なまじ当選してしまうと「おごれ!」ということになって危険です(苦笑)。
*3) ぼくの場合、タンブン(お布施)気分をも含めて子供から5バーツで買って見たときの方が当選率が高いような気がしちゃっているのも事実です。ま、これが「心理」というものですね。 |
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