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健闘を誓いあうTAKAとヨーサナン
健闘を誓い合うTAKAとヨーサナン
タイ格闘技界の重鎮たち
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記者発表
記者発表
ノンプルー市役所 Nongprue Municipality
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ジムでの練習風景
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本気モードのスパー!?
本気モードのスパー!?
試合当日は満員御礼♪
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ヨーサナンは貫禄のKO勝利!!
ヨーサナンは貫禄のKO勝利!!
サッダムもKO勝利!まさに猛獣
サッダムもKO勝利!まさに猛獣
この日とばかりに屋台も臨時参戦
この日とばかりに屋台も臨時参戦
熱戦で期待に応えたTAKA!!
熱戦で期待に応えたTAKA!!
試合後も晴れやかな表情
試合後も晴れやかな表情
 
パタヤファイトクラブ VO.1― 日本人プロボクサーTAKA 興行試合 出場!!
 【2008年6月11日(水)】 Fight in PATTAYA 記者発表
■格闘技王国タイで侍ファイト
今、友人のプロボクサーがパタヤにてトレーニング中。名門ジムスィーヨットンボクシングキャンプで毎日汗を流しているのだが、このたび、パタヤで行われる興行試合への出場が決まったので、皆さんにお知らせします!!日本人ボクサーTAKAは現在30代↓の現役プロファイター。日本で50戦以上の戦歴を誇る彼は、2ヶ月ほど前からパタヤ市内にアパートを貸り、連日みっちりとパタヤのジョーばりに寡黙なトレーニングを続けてきた。だが、当初の考えでは、タイ滞在中に本格的な試合をする意思など全くなく、ただ1、2回程度、軽めのスパーリング練習でも出きれば・・というぐらい安易なものであった。

「気候も人も暖かくて、のんびり過ごせる空間。そんな快適な環境で、もう一度大好きなボクシングを楽しみたい!」。今回のパタヤ行きを決めたのも、どちらかと言うと、(前回)初めて訪れたタイそのものに心を奪われてしまったという思いのほうが強かったからかもしれない。だが、開放的なリゾート空間は、心も体も共に解き放つ。数日ジムに通った時点で、TAKAはすでにプロボクサーとしての顔に変化し始めている様子だった・・。前回合宿時から気心の知れているトレーナー、そして、プロとして尊敬するヨーサナン(元WBAスーパーフェザー級王者)。和気あいあいと、でもプロとしての自己意識が強い、そんなタイ人たちに囲まれると、それは当然のことのように思われた。

そして、その状態の良さと実力をジムから認められたTAKAは、興行試合に参戦することにあいなった。ちょうどヨーサナンが、これから本格始動へ!と動き出すきっかけにしたい大事な一戦=世界ランカーとのノンタイトルマッチ。その前哨戦としてTAKAが抜擢された・・といういきさつである。まだ、対戦相手は確定していないが、タイ人との対戦になるとのこと。現在、減量期間のため、ここ3日間は水分以外何も口にしていないというTAKA。(すげぇ!さすがプロ) 試合まであと2週間弱・・と残り少なくなってきたわけだが、今日、そんなゲッソリな彼がイベントの記者発表に行くというので、一緒に顔を出すことになった・・。


場所は、スィーヨットンボクシングジムから10分ほど車で走ったところにあるノンプルー市役所。当日は、もちろん特設リングが設けられる。と、この日、トレーナーに言われてTAKAと共にジムに集合したのが昼の13時。だが、その後、現場に到着しても全く記者発表が始まる気配はない。そして、1時間、2時間・・。タイ人の関係者たちは皆が皆いったいいつ始まるのか?を気にすることもなく雑談に夢中。いつ始まるの?と、こちらから問いかけても、「もうすぐ、もうすぐ・・」の一言を返されて終わり・・汗)。世界戦というだけあってマスコミ関係各社も勢ぞろい、当日はもちろんテレビ中継(7ch)もされるほどのビッグイベントである。そして皆、地位のある関係者ばかりの会合のはずなのに、ただ、沸き合い合いムード一色。やっぱりタイ人だ。(苦笑)

そして、ようやく記者発表がスタートしたのは16時だった・・。うーん、これも終始、和やかムード。そして、冗談飛び交いまくりの中~会見終了。その後は、マスコミ向け用の練習カット(写真撮影)にとジムへ戻る。メインをはるヨーサナンはすでに試合モードの様相。そして、今回サブメインとなるサッダム(現ABCO王者)との緊急スパーリングがその場の勢いで決定。おいおい、いきなり!?と、カメラ向けのはずが思わず熱がこもり出し、本気モードになり始める二人。周りのジム関係者から「オーイ、バオバーオ!!(軽く軽く・・)」と微笑ましい叱責が飛び交う。

そして、肝心のタイム計測なんてあってないようなもの。もう、トレーナーが自分の腕時計を見ながら、あとは雰囲気で止める・・といった具合。かなりアバウト。でも、このスイッチを抜くのと入れるとこの感性が、タイ人はホントに発達していると思う。トレーナーも選手もそう。自然に野性的な感じ。こりゃタイ人は強いわ・・と思ってしまった。とかなんとかで、無事終了。(肝心の)TAKAはと言えば、今週末にヨーサナンとのスパーリング予定。Fight!まで残り16日・・。減量生活はあと数日続く・・。(らしい)
試合スケジュール
日時 2008年6月27日(水) 15.00~開始
対戦 TAKA・スィーヨットン(Japan) vs 未定(Thai) 135p/4R
サッダム・ギャットヨンユット(Thai) vs 未定(Thai) 135p/10R
※現ABCO王者
ヨーサナン・スィーヨットン(Thai) vs ジムレックス・ハカ(Phi) 135p/10R
※元WBAスーパーフェザー級王者  ※現フィリピンバンタム級・Sバンタム級王者
(その他、数試合 未定)
場所 ノンプルー市役所 Nongprue Municipality
会場までの行き方
ノンプルー市役所 Nongprue Municipality
会場正門
◆当日はテレビでも放映されますので、興味のある方はTAKAの応援をよろしくお願いします。試合会場はパタヤ郊外で結構離れていますが、格闘技好きで時間のある人はぜひ会場まで足をお運びください!!


↓その後の試合結果は・・・
パタヤファイトクラブ VO.2― 日本人プロボクサーTAKA NICE FIGHT!!
 【2008年6月27日(金)】 Fight in PATTAYA
■拳で語り合う男たちの競演
2008年6月27日(金) パタヤ郊外に位置するノンプルー市役所の特設リングにて興行試合が催された。30℃をゆうに超える猛暑の中、会場に詰め掛けた地元タイ人、そして外国人たちの数は、平日の午後であるにも関わらず、満員よろしく大盛況!!やはりタイは、格闘技が一般市民にも深く根付いた環境なのであろう。子供から大人まで男女問わず、まるで家族で日曜日のピクニックにでもやってきた・・というノリだ。

試合のほうは、メインのヨーサナン(元WBAスーパーフェザー級王者)が第1試合。テレビ局(7ch)の中継車も入り、ライブ放送されるほどのビッグイベントだったが、控え室のテントを隣にする敵、味方ともに試合前の選手たちに緊張感はさほど感じられず、ほのぼのとした空気が漂っている。そんな南国の穏やかなムードの中、ゴングとなった。Fight!!

相手は、現フィリピンバンタム級・Sバンタム級王者のジムレックス・ハカ。当然のようにラウンドを重ねるごとに俄然盛り上がってくる会場のボルテージ。「オホォー(Oh!)」だとか「パイ!パイ!(イケ!イケ!)」だとか、観客たちの応援にも次第に熱がこもる。そんな観客たちを更に盛り上げるアナウンサーの掛け声。第3ラウンド、万全のコンディションで格の違いを見せるヨーサナンが、ロープ際にハカを攻め立てる場面が増えてくる。そして、第4ラウンド、一気に畳み掛ける野獣ヨーサナン。圧勝ともいえる貫禄のKO劇で勝利した。


 FIGHT!写真館
■格闘技に酔いしれるアジアの昼下がり
第2試合は、サッダム・ギャットヨンユット(現ABCO王者)が、これまた猛獣のような怒涛の攻めで2RKO。これぞ格闘技の真骨頂!!そして、外国人の試合などを挟み、いよいよ第5試合、われらが日本のサムライボクサー(?)TAKAが満を持して、リングに上がる。

対戦相手は、サッダムと同門の現役ボクサー。見た感じ、面構えはそんなに強そうに見えないが、タイは格闘技王国。子供の頃からすでに何百試合とこなしているのが普通なので、もちろん侮ることなど出来ない。そして、やはり相手はかなりの試合巧者だった・・。すでに南国の気候に慣れているはずのTAKAも異国での試合は初めて。的確にパンチを繰り出してくる相手を前に、ボディーをもらう場面が増えてくる。「八百長以外では簡単にタイ人には勝つことなど出来ない・・」。そんな考えが、おそらくタイ人の、観客たちのいつもの目線だったろう。

ぽっかり空いた顔面に、小気味よい一発を見舞われる。。「そろそろヤバイかも・・」。リング下で応援しながも格闘技素人の僕は、単純にそう思った。だが、TAKAは倒れる素振りを全く見せない。いや、逆にラウンドを重ねるごとに、スタミナを失っていく相手を攻め立てるシーンが増えていく。「イケ!TAKA!絶対に気持ちで負けるな!!」。そして、序盤は一方的になるかと思われた試合も、いつしか大激戦へと変貌していた。純粋に格闘技を楽しみに来ているタイ人観客たちからも、どよめきと歓声が飛び交う。そして、計4ラウンドを終え、結果は判定負け―。


「ナイスファイト!!」。目の肥えた観客たちは熱戦を演じた二人の健闘を多くの拍手でたたえた。歩み寄るジムのトレーナーたち、ヨーサナン、そして相手陣営。みなが皆、心動かされる余興だったとでも言うように同様に「ナイスファイト!」と声をかけTAKAに歩み寄ってくる。「TAKAはたくさん打たれたが、あいつはストロング・ハートを持っている。ファイティング・スピリッツはスジョー(最高)だった!」。あるトレーナーは興奮と感心の入り混じった面持ちで僕に伝えた・・。

実際、僕もリングサイドで身震いがした。いい瞬間に立ち会うことができたと思った。でも、敢えて「ナイスファイト!」とは簡単に言いたくない。プロボクサーだから当然?いや、それが彼の生き様なのだと思う。試合後、晴れやかな表情のTAKAからこぼれる笑みには、純粋に異国でのFightを楽しんだ・・という実感がこもっていたように感じた。。「気候も人も暖かくて、のんびり過ごせる空間。そんな快適な環境で、もう一度大好きなボクシングを楽しみたい!」。TAKAはそんな思いを見事に実践したのだと思う。それは理性ではなく本能、いや魂のなせる業である。


そして、それは拳で語り合う男たちにしか分からない世界なのであろう。


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[文/写真] 2008年6月27日(金) by Daotok
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