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| タイ人顔の日本人・・・ |
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タイの街中を歩けば、よく言われる言葉がある。「コンタイ・ループラァ~オ?」。「あなたはタイ人?」という意味である。僕は、決してタイ人に似た顔立ちをしているとは、自分では認識していない。しかし、ちょっと食堂に入ったとき、コンビニでの買い物をしているとき、街中のあらゆる所で、僕には、まずタイ語の言葉が投げかけられる。
ちょっとした日常会話ならさして問題はない。だが、僕には、まだまだタイ語でも、知らない単語は多い。
そして、そんなとき、、早口のタイ語に対し、「んっ?」と疑問の表情をしたときに投げかけられる言葉が、「コンタイ・ループラァ~オ?」なのである。というわけで、もちろん、僕が発する「マイシャイ・コンタイ(タイ人じゃないよ)・・・」というタイ語の使用頻度は恐ろしく多い。 |
ある晩、僕は、連れとハッピアワーのドラフトビアを飲むべく、ウォーキングストリートのGOGOバーへ行った。僕にとって、聞きなれた耳触りなタイ語。「コンタイ・ループラァ~オ?」はここでも発せられた。バービアでは、いくらタイ人でも問題はないのだが、GOGOや、ディスコになると、タイ人の入店を禁止している店は多い。セキュリティーに、呼び止められる。「ポム・マイシャイ・コンタイ・ナ
(僕は、タイ人じゃないよ)」と、タイ語で反応すると意味がないので、「What??」と、彼の投げかけるタイ語に理解不能な振りを装う。
「Show me ID card or Passport!」。英語で、IDカードの提示を求められる。こういうときのために、いつも財布に入れているパスポートのコピーを彼に見せる。それでも、彼は、パスポートのコピーと僕の顔をいぶかしげに見比べる。「いや、IDカードを偽造してまでGOGOバーに入ろうとするタイ人なんていないよ!?」と突っ込みたくなるが、タイ語を話すと、かえって疑われるので無口を通す。
で、ようやく入店。気分は、すこぶる最悪である↓欧米人がオーナーの店で、タイ人とのトラブルを極力避けようと、タイ人の入店を禁止している店は意外に多い。でも、セキュリティーはタイ人。彼らは、頑なに僕を疑っていたが、自分がタイ人だというプライドはないのだろうか。
タイ人がタイ人の入店を取り締まる。おかしな話である。
入店し辺りを見回すと、観光客と思われる日本人が数多くいた。客観的に自分と彼らを見比べてみる。肌の色、言動、立ち振る舞い、全ては異なっているようだった。僕は、顔立ち云々ではなく、そのたたずむ雰囲気において、すっかり現地人化しているようだった・・・ホロ苦)。
「コンタイ・ループラァ~オ?」。
今後、この言葉が僕に投げかけられる機会は、益々増えていくことが予想される。現地に慣れ親しむというのも、案外、大変なものである。 |
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