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タクシードライバー2
タイ人というのは、非常に都合のいい生き物である。というのは、先日、バンコクで、その種のタクシードライバー数人に出くわしたからであって。そのときは、雨季で結構な量の雨が降っていた。場所は、プラトゥーナム。多くの人がタクシーを捕まえようとしていた。ボクもその仲間入りをした。


我先にと、道に飛び出し、タクシーを呼び寄せる。


ボク:「マーブンクロンまでOK?」。運転手:「渋滞だからヤダ・・・」と断られること数台。
渋滞を嫌がるタクシードライバーは驚くほど多い。まあ、これは仕方がない。しかし、、、

ボク:「マーブンクロンまでOK?」。
運転手:「200バーツならOKだ!」。
ボク:「はあ、お前何言ってんの?メーター押せよ!」。
運転手:「だったらヤダ・・・」というような会話が数台。


雨季は、皆が皆、タクシーを利用するので、タクシーはすこぶるエラそうになり、メーターを押さずとも、ぼったくり料金で乗車する客はいる。荒稼ぎしようという魂胆なのだ。また、その日は、バンコクで知り合いと遅くまで飲んでいた為、別れたのは深夜12時過ぎ。もちろん、この時間にパタヤ行きのバスはない。でも、その日中に帰りたかったので、メータータクシーを捕まえパタヤまで帰ることにした。


ボク:「パタヤまでだけどOK?」。
運転手:「えっ!パタヤ?お前本気か?」。
ボク:「いや、本気だけど・・」。
運転手:「で、幾らくれるんだ?」。
ボク:「う~ん、同じようなこと何回かやったけど、いつもガソリン代、高速代込みで、1.000バーツで行くよ」。
運転手:「でも、こんな遅い時間に、俺はパタヤまで行って、また戻ってこなきゃいけないんだ、もっとくれよ!」。
ボク:「う~ん、分かった。雨の中、他の車に交渉するのも嫌だし1.200バーツでどう?」
運転手:「1.300バーツにしてくれ・・」。
ボク:「そこまでは、ヤダ!」。
運転手:「(しばらく考え)、オーケェー」。


ということで、一台目で交渉も成立し~パタヤへ。しかし、途中、その運転手は友達に電話をすると、「今から、客乗せてパタヤまでだよ・・」などとぼやきつつ。電話を切ると、開口一番、「友達に往復のガソリン代がかかるから、1.400バーツにしろと言われた・・」とほざいてきた。「えっ、約束はやぶっちゃいかんよ、君。ダメダメ・・・。その代わり早く着いたらチップあげる」と、ボクは彼をいさめた。


で、出発して30分もすると、酔いも手伝いウトウトし始める。しかし、運転手は僕に「おいおい、寝ないでくれよ。友達だろ!俺は帰り一人なんだぜ。」とわけの分からない事をほざく。別に彼とは友達ではないし、第一ボクは客なのだが。寝るのは俺の自由だろと言いたかったが、ボクが寝そうになるとミラーで確認しては、再び、
「ハム・ラップ・ダァ~!(寝ちゃイカンよ)」などと、なぜかイサーン語でボクの睡眠を制するので、ボクも彼の根気に負けてしまう。で、「OKライダァ~」と負けずにイサーン語で応対するボク・・・(汗)。


そんなこんなありながら、1時間30分の短時間で家に到着。彼は、まだ1.400バーツとつぶやいていたが、約束なので1.200バーツ+チップ50バーツをあげ、車を降りた。



日本の常識などもちろん通じない。タイ人と付き合うのには、ホトホト疲れる。
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