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今も変わらぬバンコク観光詐欺
初めてのタイ旅行。それは、僕が大学生の時だから、もうかなり以前のことになる。当時は、地球の歩き方を旅のバイブルと崇め、カオサン辺りの安宿に泊まっていたのを思い出す。そして、そのときに僕が経験したある詐欺事件が、いまだバンコクの地でまかり通っていることが発覚した。


というのも、パタヤである日本人学生と知り合ったのだが、彼は初めてのタイ旅行。そしてカオサンに泊まってきた・・なんて話をしてきたことから、「そういえば、俺もカオサン付近で怪しいタイ人に声掛けられ、いろいろ連れまわされた経験あるなぁ・・・」と当時の詐欺まがいの出来事のことを、彼に話した。

すると、、なんと!あれから10年近くも時を経た今、彼も同様の経験をしたとのこと。地球の歩き方の現地注意事項にも、例文として掲載されているこの詐欺行為。まあ、たいしたレベルではないが、皆さん気をつけて下さい。というわけで、僕と彼が同様の経験をしたケースです。(↓以下)

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まず、カオサン付近を旅行者面して闊歩していると、ある学生風のタイ人カップル(or数人)が近寄ってくる。彼らは、もちろん非常に愛想が良い。そして、こう尋ねて来るはずだ。「どうしたんですか?道に迷ったんですか?どこに行きたいんですか?私たちは日本人が大好きです・・・」。もち英語。良心的な好意に、すっかり心を許し、国際交流に花を咲かせていると、彼らからの一言。「今日は、一年に一度の仏陀の日です。私があなたに代わって、トゥクトゥク一日=20バーツで交渉して上げましょう」。


いらんお世話だが、なんと
今日は特別な仏陀の日の為、トゥクトゥク(三輪タクシー)も慈善事業。たったの20バーツで、市内観光に連れて行ってくれる交渉をしてくれるという。こんなありがたい話はない!と、、話を信じ、トゥクトゥクの一日市内観光に乗り込む。


その際、彼らへのお礼などは一切なし!彼らの「私たちは日本のことが好きだから・・・」的なぶりっ子発言に、世の中いい人もいるもんだと、すっかり心を許してしまうことは請け合いだ!で、実際、このトゥクトゥク、寺院などの観光地に本当に連れて行ってくれるからすごい!しか~し、、連れて行かれる各場所では、もちろん!怪しい面を醸し出したサクラ君たちが、あなたのことをしっかりと待ち構えているのであ~る。

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先ずは、
寺院に到着。ウキウキしながら、観光者らしく仏陀と写真なんぞを取っていると、、見るからに怪しい面をした色黒のオッサンが寄ってくる。「ルビーは要らないかい?これで、日本で儲けた人いっぱいイルネ・・・」。彼は怪しい日本語を次々と操る・・・(汗)。で、もちろん、怪しさ抜群すぎてどうしようもないので、いまどき、彼の口車に乗るヤカラは、そうそういないだろう・・・。

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次は、旅行者の定番
シルク屋。これも、連れて行った日本人が、何かを購入すれば、ある程度のマージンが、彼(=トゥクトゥクのオッサン)の元に入るのだろう。だが、貧乏旅行しに来た学生が、シルクなんぞの高級みやげを買うことは、あまりあり得ない。ごめんね、オッサン。マージンなくて…。

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再び、違う
寺院へ。ここでは、巧みな英語を操る好青年面のタイ人(=スーツ姿)が近づいてきて、、これも大きなお世話だが、仏陀の話や、お布施のやり方などを丁寧に教えてくれる。もちろん、ここも国際交流とばかりに、彼との親善を深めることは必至!で、、数分後に、彼は、きっと尋ねて来るだろう。「この後は、どこに行くんですか?」と。持っている地図を広げ、最初に会ったタイ人カップルに勧められた地DIANAを指差すと、彼からは驚きの一言!


「おお、それはいい!DIANAは、タイが誇るスーツの仕立て屋です。今なら一年に一度のキャンペーンで70%オフです。実は、僕が今、来ているこの服も、昨日、DIANAに行って買ったんだよ。旅の思い出に君らもぜひ買うといいね」。タイ人カップルに言われていたDIANAでスーツを買った人が、偶然にもこんな所にいるなんて。そんなに有名なのか・・・なんなんだ?DIANA。彼との英語での国際交流も手伝って、次なる地、DIANAへ行く途中は、ちょっとウキウキ・・・。

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で、、いよいよ
DIANAという名の仕立て屋に着く。そこでは、再び、怪しい日本語を操るインド系のオッサンが。。風貌も、すこぶる怪しい…(汗)。彼は、「シブヤ」、「ハラジュク」、「ロッポンギ」、、はたまた千葉県の地名まで口にする、おそろしいほどの地名オタクで、当時、僕が住んでいた「シモキタザワ」。友達の実家である「イナゲ」の名前まで、知っているこのオッサンに少しながらも脅威を感じてしまった。しかも、その周辺の土地名、所属市・区まで、答えるオタクぶりである。(汗)


そんな怪しいオッサンながらも、地名話に花を咲かせ、再び国際交流を深めたところで、彼からはスーツの仕立て話が・・・。「いやぁ、そんな金ないから・・・」なんて断っても、彼はとっても強引。「成人式のためにネ・・・」とか、「就職活動のためにネ・・・」などの言葉と、「タイで作れば安いヨ!」という殺し文句で次々と襲ってくる。「いやぁ、そんな現金ないから…」という最終手段で断っても、彼はとっても強引。「カードでも大丈夫ネ・・・」と恐ろしい発言。旅行者がクレジットカードを持っていることなんて、承知の上なのであろう。

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ま、結局、僕も彼もスーツを仕立てることはなかったが、
前の寺院での偶然の出会い→DIANAというスムーズな流れに、だまされる人も結構いるのかも・・・。ちなみに、オーダー後、日本に届くスーツがどれほどの物なのかは知りません。という感じで、その後も、再び、あちこちの観光名所に連れて行かれるわけですが、はっきり言って、これだけ回ってくれて、たったの20バーツは本当に安いものです。


で、果たして、これは詐欺行為と呼んでいいのだろうか。
昔と変わらぬ手法で、この行為を繰り返すタイ人のバカさ加減には、苦笑ものだが、実際、初めてタイを訪れる旅行者だったら、まだ簡単に引っかかっているようだし。で、こんな大掛かりな詐欺(?)で、考えられるしょぼいマージン。彼らの儲けとは、いったいいかほど?と首を傾げてしまう。



ま、カオサンの近くで、こんな経験に遭遇したら、彼らをうまく利用する手はないのではないだろうか。
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